本日は領家の地名由来です。
領家の吉田さんが執筆したものがありましたので、ご紹介いたします。
『「領家」は、由緒ありげな地名である。その由来には諸説あるが、古くは男大迹皇子(*1)の領地だったから、という。そのわけは、区内の地名に「皇子原」「天王」などがあるため。
また、幕藩時代「天領」(*2)で、代官の支配地だったためという。
区内の地名に「馬の倉」「鎧殿」「馬駈け」「御屋敷」等、それを偲ばせる地名がある。
今立町誌によると、荘園があった頃、その一部を公家に与えて領家と呼んだ。この地が、その「領家」職と何らかの関係があったため、との見方もできる。
いずれにしても服部谷の中間に位置するこの地が、ある種の特別な意味を持っていたことを忍ばせる。(吉田 寿)』
*1:のちの継体天皇のこと
*2:江戸時代幕府の直轄領
領家は領地としての意味あいが強いみたいですね!
wrote 会計補佐